ゴールデンウィークの期間中の箱根は多くの観光客で賑わい、特に初日や最終日、週末は混雑が予想されます。
天候やイベントによっても混雑状況は異なりますが、交通渋滞や観光地の混雑は避けられません。
混雑を避けるためには、事前に計画を立てて時間帯やルートを調べることが重要でしょう。
私は箱根まで車で1時間の距離に住んでおり、何十回と行ったことがありますが、家族と「GWに箱根に行くのは、渋滞で終わってしまうので絶対に行かないよね」と話しています。
この記事では、箱根に詳しい私が、ゴールデンウィークの渋滞情報を詳しくご紹介しています。
ゴールデンウィークの箱根での車渋滞を避けるコツ
箱根は多くの観光スポットがあり、人気が高いエリアです。
平日でも交通渋滞が発生することがあり、暖かく天気の良い週末や夏休みなどに私が箱根を訪れた時は、かなりの混雑を経験しています。
車で1時間で着くところを4時間かかってしまったり、とんでもなく時間を消費します。
天候やイベントの状況によっても異なりますが、ゴールデンウィークの期間中はそれよりも、さらに深刻な交通渋滞や観光地の混雑が予想されます。
特に連休の初日と最終日、週末が重なる場合は混雑が激しくなる傾向があります。
箱根の入り口である箱根湯本は小田急線のロマンスカーの最終到着地ですが、付近の道路に車の長い渋滞が起きるでしょう。
また、西湘バイパスや小田原厚木道路という箱根に続く高速道路から一般道に降りるのも一苦労です。
渋滞に巻き込まれると、貴重な休暇を台無しにしてしまうこともあります。
正直、GWに箱根に訪れるのは止めた方が良いと思いますし、私なら絶対行きません。
箱根でのドライブは、計画がすべてです。
早めの出発や平日の利用が渋滞を避ける鍵になります。
ゴールデンウィークは特に混み合いますので、渋滞情報アプリを活用して、スムーズなドライブを楽しみましょう。
大涌谷の駐車場混雑情報と対策
大涌谷周辺の駐車場が満車になると、周辺の渋滞はますます深刻化します。
特にGW期間中はその影響が大きく、国道734号線と735号線は朝8時頃から午後4時頃まで混雑が続きます。
この渋滞を避けるためには、朝の6時から7時台に行動することがおすすめです。
また、大涌谷へは朝早く桃源台に車を停めて、ロープウェイを利用することも一つの手段です。
大涌谷への訪問は、早朝または遅い時間帯がおすすめです。
混雑を避けることができ、より快適な観光が可能です。
駐車場が満車の場合は、近隣のパーキングを事前にチェックしておくと良いでしょう。
計画的な行動が大切です。
箱根渋滞地獄を避けるためのヒント
ゴールデンウィークに箱根に行きたい方に少しだけ混雑を避ける方法をお伝えします。
箱根は迂回できる道もそれほどないため、時間帯をずらすくらいしか渋滞を回避する方法がありませんが、特に渋滞が発生している区間を知り、避けることができると少しはよいでしょう。
ここでは箱根において渋滞が多い箇所についてまとめています。
時間帯をずらす
・箱根湯本付近
まず、箱根湯本駅付近の国道1号線の上下線では、昼頃から午後8時頃まで渋滞が発生するため、連休初日や終日、週末などは特にこの渋滞に注意が必要です。
早朝など時間をずらして通過することをお勧めします。
・小田原方面からの移動
次に、小田原方面から箱根湯本方面へは、午前9時頃から午後3時頃まで渋滞するため、この時間帯を避けるか、箱根新道や箱根ターンパイクを利用してみるのも良いでしょう。
ルートを考える
・大涌谷周辺のルート
大涌谷周辺の駐車場入庫待ちの車両による渋滞が発生することがありますが、県道734号線・735号線を避け、「国道1号ルート」または「国道138号から県道75号線ルート」に迂回することができます。
・箱根への様々なルート
さらに、小田原方面、三島・函南方面、湯河原・熱海方面、御殿場・裾野方面から箱根へつながる様々なアクセスルートを活用することもできます。渋滞情報などを確認し、スムーズなアクセスを目指しましょう。
箱根登山鉄道を利用する
車を使わずに「箱根登山鉄道」を利用する方法もあります。
「箱根登山鉄道」小田原駅から早雲山まで、16駅がある箱根唯一の鉄道で、山の傾面を登るためにスイッチバック方式でジグザクに登っていく珍しい鉄道でもあります。
「箱根登山鉄道」もGWは相当混雑しますが、それでも車で移動するのに比べると混雑度は少ないと思います。
こちらを利用するときも早朝から利用することをオススメします。
箱根の渋滞は予測が難しいものですが、ピークタイムを避けることが重要です。
事前の情報収集を心掛けましょう。
また、箱根の周辺には多くの隠れた名所があります。
渋滞を避けつつ、新たな発見も楽しんでみてはいかがでしょうか。
箱根新道での渋滞予測と回避策
こちらも車を使わない方法で、皆さんが普通に選択してしまうコースと違うルートを選びます。
王道のコースですと箱根湯本から、強羅を経由して箱根の各方面に向かうのですが、それとは反対に箱根の奥にある「芦ノ湖」に一気に移動してから、箱根を降りてくるコースを選択すると混雑をある程度避けることができるでしょう。
降りてくるコースには、芦ノ湖、大涌谷、彫刻の森美術館、箱根神社などの人気スポットがあります。
箱根湯本駅→元箱根港
箱根湯本駅に到着したら箱根登山バスで芦ノ湖へ向かいます。
箱根湯本から芦ノ湖へ向かうバスは3路線あります。
- H箱根町線(小田原駅~箱根町)(箱根町港行)【小涌谷経由】
- K箱根旧街道線(箱根湯本駅~元箱根港)(元箱根港行)【箱根旧街道経由】
- R箱根新道線(元箱根港・箱根町港~小田原駅)(元箱根港行)【箱根新道経由】
強羅方面を避けた方がよいので、K路線かR路線を使うとよいでしょう。
私のオススメは箱根新道経由のR箱根新道線です。
比較的渋滞が少ないと思います。
元箱根港→桃源台
芦ノ湖に到着したら、レストランが混雑する前に昼食を済ましてしまうのがよいと思います。
成川美術館や有名な箱根神社を回ってみたり、芦ノ湖周辺で5月ならではの気候の良さを味わいながら過ごすのもオススメです。
元箱根港から桃源台へ移動するには、遊覧船を利用するのがベストです。
箱根で有名な海賊船がありますので、それを利用して湖の上を通って桃源台に向かいます。
桃源台→大涌谷
桃源台に着いたら箱根ロープウェイを使って、大涌谷に向かって登ります。
大涌谷は箱根観光の目玉のひとつで、箱根に来たからには必ず訪れたい場所ですが、ゴールデンウィークに車で来ると、駐車場の空きだけで時間が終わってしまいますので、ロープウェイで来るのがベストです。
温泉からの熱や湯気を体験したり、「地獄谷」と呼ばれる壮大な景色は大自然の力を感じることができるでしょう。
温泉の湯で茹でて黒く色がついた「黒たまご」は絶対に食べてみましょう。
塩だけの味付けですが、何個も食べてしまいます。
また、大涌谷内に隣接されている「箱根ジオミュージアム」は箱根火山の歴史や魅力を体験できる、これもオススメの施設です。
大涌谷→早雲山
次は大涌谷から早雲山にロープウェイで移動しましょう。
ロープーウェイはかなりの高さがあり、箱根の山々や強羅の街を観ることができます。
早雲山→強羅→箱根彫刻の森美術館
早雲山からケーブルカーで強羅へ移動して、強羅から箱根登山鉄道で「箱根彫刻の森美術館」に移動しましょう。
箱根彫刻の森美術館も大涌谷に並ぶ、箱根観光の目玉のひとつです。
公園になっている広大な園内には「ピカソ館」もあり、屋外彫刻や絵画などを楽しむことができます。
箱根彫刻の森美術館→箱根湯本
箱根彫刻の森美術館から箱根湯本へ箱根登山鉄道で移動します。
これで麓まで戻ってきました。
箱根湯本駅の周りにはたくさんのお土産屋さんがあるので、そこでお土産を買って帰るとよいでしょう。
箱根新道は特に渋滞が発生しやすいので、時間帯をずらして移動するのが賢明です。
早朝や夜間の利用を検討してください。
代替ルートの確認も忘れずに。箱根エリアは多くの道路があり、柔軟なルート変更が渋滞回避の鍵となります。
ゴールデンウィークの箱根の渋滞について まとめ
今回の記事を読んで箱根の渋滞について、どう思われたでしょうか。
どう考えても、GWに箱根を訪れるのは避けた方がよいですよね。
私が友人にGWの箱根はどうかなと相談されたら、全力で箱根行きを止めるでしょう。
しかし、それでも事情でGWに箱根を訪れないといけない方もいらっしゃると思います。
箱根では、特に関所周辺や観光地の駐車場などが混雑しやすいため、車での移動を計画する際には時間に余裕を持ちましょう。
人気スポットである芦ノ湖、大涌谷、箱根神社などは、混雑や渋滞が予想されるため、時間帯をずらしたり、別のルートを選んだりする工夫が必要です。
GWの時期は特に渋滞が激しくなりますが、渋滞を回避するためには、混雑を避ける時間帯やルートを調べることが重要です。
マイカーでの移動による渋滞を避けるためには、公共交通機関を利用することも考えましょう。
また、宿から移動せずに過ごす方法も、選択肢のひとつに入れておくとよいと思います。
この情報を元にして、箱根の旅行を楽しいものにしてくださいね。
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