ハロウィンの時期は、かぼちゃ、おばけ、魔女など、子どもが興味を持ちやすいモチーフがいっぱいです。
絵本を1冊用意しておくと、仮装やお菓子だけでは伝わりにくいハロウィンの雰囲気を、親子でゆっくり味わえます。
ただし、ハロウィン絵本は「絵がかわいい」だけで選ぶと、怖がって途中で閉じてしまったり、文章が長くて聞けなかったりすることもあります。
ここでは年齢ごとに合いやすい作品の特徴と、読み聞かせで失敗しにくい選び方を具体的に紹介します。
0〜2歳向け|繰り返しのあるハロウィン絵本で言葉と色を楽しむ
0〜2歳の子どもには、1ページの文章が短く、オレンジ・黒・紫などの色がはっきりしたハロウィン絵本が向いています。
この時期は物語を最後まで理解するよりも、「かぼちゃ!」「おばけ!」と知っている言葉を見つけたり、ページをめくる動作を楽しんだりすることが大切です。
選ぶ際は、1見開きにつき1〜2文程度で、同じ言葉が何度も出てくる作品を目安にしましょう。
たとえば「ハロウィン!ハロウィン!」のように、リズムよく読める絵本は、子どもが途中から声をまねしやすくなります。
読み聞かせは3〜5分で終える
集中が続きにくい年齢では、最後まで読むことにこだわる必要はありません。
最初に表紙を見せて「かぼちゃはどこかな?」と聞き、見つけたら「みーつけた」と一緒に喜ぶだけでも十分です。
おばけのページで怖がる場合は、「白いふわふわだね」「ばあ!」と明るい声に変え、怖い演出を強めないようにします。
- 厚紙のボードブックなら、ページを自分でめくりたい時期にも扱いやすい
- しかけ絵本は破れやすいため、大人が支えながら読む
- 寝る前に読む場合は、暗い場面や大きな顔のアップが少ない作品を選ぶ
3〜4歳向け|仮装やお菓子が登場する楽しいハロウィン絵本
3〜4歳になると、「どうして仮装するの?」「トリック・オア・トリートって何?」といった疑問が出てきます。
仮装して家を訪ねる場面や、お菓子を集める場面がある絵本を選ぶと、自宅や園で行うハロウィン行事にもつなげやすくなります。
季節の由来に触れたい場合は、『ハロウィーンってなあに?』のように、海外のハロウィンの過ごし方を子ども向けに紹介した作品が候補になります。
一方で、行事の説明が多い本は、物語を楽しみたい子には難しく感じることがあります。
最初は絵を見ながら読める物語絵本を選び、興味を持ったら由来を扱う本へ広げる流れがスムーズです。
読んだ後は「ミニ仮装ごっこ」につなげる
絵本を読んだ後、家にあるものだけで10分ほどの仮装ごっこをすると、内容が記憶に残りやすくなります。
用意するのは、黒いごみ袋1枚、丸シール6〜8枚、セロハンテープ、はさみです。
大人が袋の底に頭を出す穴を開け、子どもがシールで目や口を貼れば、おばけや黒猫風の衣装になります。
はさみで切る作業は大人が担当し、袋を首元まで引き上げたまま遊ばせないことが大切です。
衣装を着たら「トリック・オア・トリート」と言う練習をし、小さなおやつを1つ渡す程度でも、絵本の世界を家庭で再現できます。
5〜6歳向け|少し不思議な物語とハロウィンの由来を味わう
5〜6歳には、登場人物の気持ちの変化や、少し不思議な展開を楽しめるハロウィン絵本が向いています。
魔女やおばけが出てきても、最後に安心できる結末がある作品なら、「怖いけれど読んでみたい」という気持ちを満たしやすいでしょう。
たとえば『おばけのジョージー ハロウィーンのおきゃくさま』のように、おばけが日常の中で活躍する物語は、恐怖よりもユーモアを感じやすいタイプです。
読み終えた後は、「ジョージーだったらどんなお菓子を配るかな?」「自分なら何に変身したい?」と質問すると、子どもの発想を引き出せます。
購入・図書館で借りる前に確認したい3点
- 対象年齢だけで決めず、怖い顔・暗い場面・追いかけられる場面が多すぎないか中身を確認する
- 就学前なら、読み聞かせ時間は10分前後を目安にし、文章量が多い作品は数回に分ける
- 海外作品の場合は、仮装や近所を回る文化の説明が必要かを確認し、読後にひと言補足する
ハロウィンは地域や家庭によって楽しみ方が異なります。
「知らない人の家には行かない」「お菓子は家の人に確認してから食べる」といった約束も、絵本をきっかけに自然に伝えられます。
ハロウィン絵本は、年齢に合った文章量と怖さの程度を選ぶことで、季節のイベントをより身近にしてくれます。
0〜2歳は色や繰り返し、3〜4歳は仮装やお菓子の場面、5〜6歳は物語性や由来に注目して選ぶのが基本です。
気になる1冊を用意したら、読む前に表紙を眺め、読んだ後に仮装ごっこや会話を少し加えて、親子だけのハロウィン時間を作ってみてください。



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