保育園で行うハロウィン制作は、子どもの年齢に合わせて「貼る」「押す」「描く」などの工程を選ぶと、短時間でも満足度の高い作品になります。
かぼちゃやおばけ、こうもりは形がわかりやすく、10月の壁面飾りや行事当日のフォトスポットにも活用しやすい題材です。
制作前には、完成見本を大人が作り込みすぎないことも大切です。
目や口の位置、色の組み合わせを子どもが選べる余白を残すと、一人ひとりの表情が違う作品に仕上がります。
ここでは、年齢別の簡単なハロウィン制作と、作った作品を飾る方法を具体的に紹介します。
0〜2歳児向け:貼る・押すだけで作れるハロウィン制作
低年齢児は、はさみや細かいパーツを多用せず、指先で触れて楽しめる工程を中心にします。
制作時間は、子どもが集中しやすい5〜10分程度を目安にすると進めやすくなります。
足形かぼちゃ
足形を使うと、月齢が低い子どもでも参加でき、成長記録にもなる作品になります。
- 用意するもの:オレンジ色の絵の具、黒画用紙、白画用紙、台紙用の色画用紙、筆またはスポンジ、のり
- 手順1:子どもの足裏にオレンジ色の絵の具を薄く塗り、台紙の中央へ1回だけ押します。
- 手順2:絵の具が乾いたら、保育者が黒画用紙で作った三角の目と口を貼ります。
子どもが貼れる場合は、のりを付けた状態で渡します。
- 手順3:足形の上部に緑色のヘタを付ければ、かぼちゃの完成です。
絵の具を厚く塗ると輪郭がつぶれやすいため、スポンジで薄く広げるのがコツです。
嫌がる子には、手形や丸シール貼りへ変更しても構いません。
小さなシールは誤飲の心配があるため、0歳児では直径3cm以上の大きめのものを使い、必ず保育者が見守ります。
紙皿おばけ
直径18cm前後の白い紙皿に、黒い丸シールで目を2つ貼り、赤や黒のクレヨンで口を描くだけの制作です。
紙皿の下に幅2cm、長さ20cmほどの白いすずらんテープを3〜4本貼ると、ゆらゆら揺れるおばけになります。
テープを引っ張る感触も楽しめるため、完成後は窓際に飾ると動きが出ます。
3〜4歳児向け:選ぶ・組み合わせる工程を入れた制作
3〜4歳児は、形や色を選ぶ工程を加えると「自分で作った」という達成感につながります。
ただし、切る作業は直線や太い線を中心にし、複雑な輪郭は保育者があらかじめ準備すると安全です。
ちぎり絵ジャック・オー・ランタン
- 用意するもの:オレンジ・黄色・黒の折り紙、かぼちゃ型の台紙、のり、クレヨン
- 手順1:オレンジと黄色の折り紙を、親指の爪ほどから3cm程度の大きさにちぎります。
- 手順2:かぼちゃ型の台紙にのりを少量ずつ付け、折り紙を重ねながら貼ります。
- 手順3:黒折り紙の目・鼻・口を貼り、緑のクレヨンでヘタやつるを描きます。
のりは台紙全面に塗ると紙がよれやすいため、「折り紙の角に少し付ける」と伝えると扱いやすくなります。
目と口のパーツを三角、丸、ギザギザの3種類ほど用意しておくと、笑った顔、怒った顔、眠そうな顔など、表情の違いが自然に生まれます。
完成したかぼちゃは、黒い模造紙に貼って夜空の壁面にします。
子どもの名前を書いた星形カードを近くに付けると、作品を探しやすく、保護者にも分かりやすい展示になります。
5歳児向け:はさみや発想を生かす立体ハロウィン制作
5歳児は、手順を2〜3段階に分けた立体作品にも取り組めます。
全員を同じ形にそろえるよりも、顔や飾りを自由に変えられる部分を作ると、個性が出ます。
紙コップこうもりランタン
LEDライトを使えば、行事当日の室内装飾にも使える立体作品になります。
- 用意するもの:黒い紙コップ、黒画用紙、白丸シールまたは白画用紙、両面テープ、はさみ、電池式LEDライト
- 手順1:黒画用紙に横12cm、縦6cm程度のこうもりの羽を描き、左右1枚ずつ切ります。
- 手順2:紙コップの側面に両面テープで羽を付け、白い目と口を貼ります。
- 手順3:紙コップの中に電池式LEDライトを入れ、暗めの室内で光り方を確認します。
火を使うろうそくは、保育園の制作や展示には使用しません。
LEDライトも、電池ぶたがしっかり固定されたものを保育者が管理し、子どもが口に入れたり分解したりしないようにします。
紙コップの底に小さな穴を開けて糸を通せば、天井から吊るす飾りにもなります。
壁面に飾る場合は、黒・紫・オレンジを基本色にして、作品の周りへ星や月を加えるとまとまりが出ます。
作品同士は10cm程度間隔を空けると、一つひとつの表情が見えやすくなります。
まとめ
保育園のハロウィン制作は、0〜2歳児なら足形やシール貼り、3〜4歳児ならちぎり絵、5歳児なら立体工作のように、発達に合った工程を選ぶことがポイントです。
材料は画用紙、紙皿、紙コップなど身近なもので十分にそろえられます。
完成後は黒い背景に飾ったり、窓際やフォトスポットに活用したりして、子どもたちが自分の作品を見つけられるハロウィン空間を作りましょう。


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