七夕の夜に味わう伝統!“鬼のはらわた”そうめんと星空ちらし寿司の秘密

七夕そうめん別名 秋(9月〜11月)
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7月7日は毎年七夕の日ですね。

七夕はとてもロマンチックな日で、織姫と彦星が天の川を渡って1年に1度だけ会うことができるというおめでたい日です。

多くの家庭では、願い事を書いた短冊を笹に飾りますし、地域によっては七夕まつりを開催するところもあります。

この記事では七夕に食べるそうめんの別名は何か?なぜそうめんを食べるようになったのか?

そして、そうめん以外にも七夕の食べ物としておすすめの料理などを紹介します。

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七夕で食べるそうめんの別名

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七夕で食べるそうめんの別名

「鬼のはらわた」という名前が、七夕の日に行事食として食べるそうめんの別名です。

この名前の由来は、中国にある「索餅(さくべい)」というお菓子にまつわっています。

「鬼のはらわた」という名前は、索餅の見た目からきていると言われています。

索餅(さくべい)は、唐の時代の中国から奈良時代に日本に伝わった唐菓子の1つで、そうめんのもとになったとも言われている食品です。

小麦粉と米粉を練り合わせ縄状に伸ばしたもので、江戸時代中期に姿を消したとも言われていますが、現在でも作られているようです。

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七夕にそうめんを食べる理由

七夕にそうめんを食べるようになった理由はいくつかの説がありますのでご紹介します。

七夕にそうめんを食べる理由の画像
七夕にそうめんを食べる理由

中国の伝説話という説

中国では索餅を食べると1年間病気にかからないという言い伝えがあります。

しかし、その言い伝えには怖く悲しい物語があって、かつて中国の帝の子どもが7月7日になくなった後、1本足の鬼となって熱病を流行させたと言われています。

人々はこの鬼を鎮めるため、亡くなった子どもが好んで食べていた「索餅」を備えるようになりました。

そうすることで、熱病が治まったという伝説が生まれました。

平安時代になると日本でも索餅が食べられるようになりました。

索餅が時代と共にだんだんと形を変えていき、同じ小麦粉で作られたそうめんを現在は食べるようになったと言われています。

織姫の使用する糸という説

七夕はもともと織姫が得意とする裁縫が、自分も上達するように願う行事でした。

なので、裁縫で使用する糸に見た目が似たそうめんをお供えし、七夕に食べていたと言われています。

神様にお供えしたものをいただくことで、神様のパワーを分けてもらい、その上達を願いました。

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そうめん以外の七夕らしい食べ物

そうめん以外の七夕らしい食べ物の画像
そうめん以外の七夕らしい食べ物

七夕の日には、そうめんを食べると良いことが歴史からわかりましたね。

しかしながら、そうめんがない場合もあるかもしれません。

その際には、他の食べ物や料理を食べてもいいのでしょうか?

もちろん、そうめんにこだわる必要はありません。

そうめんがなくても、七夕の日にあった雰囲気を出すための料理を作ってみるのもいいでしょう!

ここからは、七夕の日におすすめのそうめん以外の料理などを紹介していきます。

普段の料理に星型の具材をトッピング

そうめんがなくても、普段作る料理に星型のトッピングをするだけで、七夕の雰囲気を楽しめます。

星型のクッキーカッターを使って、色鮮やかなニンジンやハムなどの食材を星形に切り抜きましょう!

得意な料理に星形のトッピングを加えるだけで、七夕らしい食卓になります。

子供たちに手伝ってもらいながら星形を作れば、楽しく料理作りを楽しめますね。

もちろん、そうめんを食べる場合でも、具材に星型のトッピングをしてみても良いと思います。

特に、夏野菜のオクラは、切った断面が五角形なので、七夕のそうめんにはぴったりのトッピングになります。

見た目も華やかなちらし寿司

見た目も華やかなちらし寿司の画像
見た目も華やかなちらし寿司

そうめん以外で七夕らしい献立を考える場合は、華やかなちらし寿司がおすすめです。

星形にした具を盛り付けると、一段と七夕らしい贅沢なちらし寿司になりますね!

卵焼きを星形にしたり、錦糸卵を天の川に見立てたり、海苔も星形にしたり、好きな形にカットして盛り付けると、作るのも楽しいちらし寿司になります。

多彩な色の食材を使って作るちらし寿司は、七夕ならではの見た目に仕上げることができますね。

七夕カレーライス

カレーライスは、七夕などのお祝いの場面でしばしば食される料理です。

七夕に食べるカレーライスは「七夕カレー」として知られています。

にんじんやじゃがいもの具を星形したり、盛り付け方を天の川をイメージして真ん中にごはん、両サイドにカレーという風にするとより七夕感を演出できます。

また、うずらの卵を織姫と彦星に見立てるのもいいですね。

ゴマで目を表現して、片方の目の下あたりに頬のピンクを表現するために、例えば鮭フレークをちょこっと付けてみるとどっちが織姫かなというのが分かると思います。

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まとめ

七夕に食べるそうめんの別名が「鬼のはらわた」というのは驚きだったのではないでしょうか。

また、なぜそうめんを食べるようになったのかという理由もご紹介しました。

7月7日の七夕といえば、短冊に願い事を書いて笹に飾る風習というイメージだけが強いですが、「行事食」として、そうめんを食べる風習もあったんですね。

そうめんがない場合には、普段の料理に星型の具材をトッピングすることで七夕らしくすることができます。

また華やかなちらし寿司や七夕カレーライスもおすすめです。

これらの食べ物を楽しみながら、お願い事をする七夕の日は、とても楽しい日になること間違いありません。

お子さまと一緒に「これぞ七夕!」という献立を作ってみると、より思い出深い日になりますよ!

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