浴衣の紐の代用品をお探しの方必見、身近なものを代わりにするアイデアをご紹介します。
夏になると浴衣を着たくなりますが、ほとんどの人は1年に数えるほどしか着ませんよね。
去年の夏以来着ていない浴衣を出そうとすると、「えっ、これどこに行った?」ということがよくあります。
自分でしまったはずなのに、場所が思い出せないか、もしかしたら捨てちゃったかも。
浴衣や帯は大きいから見つけやすいけど、紐などの小物は紛失しやすいですよね。
「紐がどこにあるかわからない…でも浴衣を着たい!」
というあなたのため、今回は、浴衣の紐の代用品おすすめ4選と、そもそも紐がなくても着付けができるかどうかについてご紹介します。
浴衣の紐の代用品おすすめ4選
浴衣の着付けに使う紐は、生地を固定することが目的です。
目的が固定であるため、比較的代替品として使用できるものも多くあります。
今回は代用品としてストッキング・ガーゼや古い布・ズボン用の替えゴム・カラーひもの4つをご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
おすすめ①
紐の代わりに、女性なら誰でも持っているストッキングがおすすめです。
左右の足を股の部分で切ると、2本の紐ができます。
ストッキングは伸縮性が強いため、締めやすいです。
ただし、以下の2点に注意が必要です。
・きつく縛っても緩む場合がある
・股の部分で切ると少し短くなる
ナイロン生地は締め付けてもしばらくすると緩んでしまうため、きっちりと締めることを忘れずに。
少し短く感じる場合は、2本をつなぎ合わせて1本にして使うこともできますが、その場合はつなぎ目をしっかりと結び付けるようにしてください。
おすすめ②
ガーゼや古い布でも代用できます。
ドラッグストアでは、医療用のガーゼを大きなサイズで販売しています。
その大きなガーゼを約10センチ幅に切れば、腰紐として使えます。
また、古い布やTシャツなども同様に使うことができますよ。
これらの代替品は、伸縮性があるため非常に使いやすいです。
綿素材であれば滑りにくく、ゆるみにくくなるため、着崩れしにくくなります。
おすすめ③
幅が5センチ程度の一般的なゴムは、紐の代用品として使えます。
ズボン用の替えゴムなどで100円ショップでも販売されていますよね。
自分の腰の長さに合わせて端を縫って使ったり、そのまま縛ったりすることができますよ。
和装ではこのようなゴムを紐代わりにすることが一般的であり、使い勝手は良いと思われます。
伸縮性があるため、身体を締めつけることはありません。
おすすめ④
100円ショップなどで販売されている、きんちゃく袋の紐などに利用する「カラーひも」を代わりにできます。
幅約0.5cmと幅は細いですが、何重にも重ねて使えば、カラーひも自体が柔らかい手触りなので、使い心地は悪くないです。
幅の広いものに比べると安定感は劣るけれど、意外と使えます。
浴衣の紐がなくても着付けはできる?
そもそも、紐がなくても浴衣を着ることができるならば、それに越したことはありません。
しかし実際に浴衣を着る際、紐がないと着付けができないためかなり致命的です。
例えば温泉旅館で着る浴衣のように、紐なしで直接帯を締めることもあります。
しかしそれはあくまでも「温泉旅館の」浴衣に限った話です。
旅館の浴衣は、おはしょりを作らずに着用できるように、通常の浴衣よりも短く作られています。
一般的な浴衣の場合は、2か所に紐を結んで止める必要があります。
浴衣を着る際、1回目に使う紐は浴衣を羽織ったときに襟元と丈を合わせ、下がらないように固定するためのものです。
全体的にあげる必要があるため、紐がないとややキツイです。
2回目に使う紐は、おはしょりを固定するために上からかけます。
この紐も固定しないと着崩れしやすくなりますが、伊達締めがあれば着崩れを直しながら数時間は大丈夫かもしれません。
しかし、紐が全くない状態では浴衣を着ることはできません。
やはり、紐がない場合は代用品を見つけるしかないのです。
「今日着たいのに、さっき紐がないことに気づいた!」という場合は、とにかく代用品を探してみることが大切です。
先述の代用品おすすめ4選の中で、ご自身が持っているものや、すぐ準備できそうなものを利用してみてください。
まとめ
浴衣を着る際に必要な紐がないと困りますが、身近なもので代用することができます。
今回ご紹介したのは以下の4点です。
ストッキング
ガーゼや古い布
ズボン用の替えゴム
カラーひも
上記のような代用品を、伸縮性や滑りにくさに注意しながら使えば浴衣を楽しむことができるので、諦める必要はありません。
ただし、一般的な浴衣は紐なしでは着付けができませんので、紐がない場合は、代用品を探してみてくださいね。
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